精子の寿命は、卵管内に到達してから48〜72時間といわれています。そこで生き残った精子が卵子と出会うことができれば、受精の可能性がああります。
精子の寿命だけでなく、卵子の寿命をふまえた「受精できる期間」で性交のタイミングを考えると、より妊娠の可能性は高まります。
精子は、生存期間中いつでも受精できるわけではありません。射精された精子は卵子にたどり着く過程で受精できる能力を獲得するのです。元気な精子であれば、射精後約5分で卵管に移動すると考えられています。
卵管内での精子の寿命を48~72時間と考えると、射精後から2、3日程度は受精可能時期といえます。
一方、卵管内に排卵された卵子の寿命は8〜12時間程度とされています。
排卵が起きる前に精子が卵管膨大部に到着していると妊娠しやすいといえます。排卵日よりも前から性交を行い、精子は卵管膨大部で、排卵によって卵子が飛びだしてくるのを待ちかまえている、という状態を作るのが望ましいでしょう。