不妊の原因は人それぞれですが、女性の原因として多いのは「排卵障害」「卵管障害」「子宮着床障害」です。
卵子はホルモンの指令によって成長しますが、ホルモンの分泌量が少なかったり、卵巣がうまく指令を受け取れないと卵子がうまく育たずに排卵が起こりにくくなります。過度なダイエットや大きなストレス、喫煙、カラダの冷え、血行不良などがその原因になることもあります。また、卵子の老化によってうまく排卵されなかったり、卵巣の表皮が硬くて卵子が外へ出られない病気によって排卵障害が起こることもあります。 卵管障害 卵巣と子宮をつなぐパイプの役割の卵管はとても細いので詰まったり、くっついてしまうことがあります。そうすると、卵子と精子が出会えなくなったり、受精卵が移動しづらくなったりして不妊の原因になります。卵管は左右2本あるので、どちらか1本が正常であれば自然妊娠できます。 子宮着床障害 子宮に何らかの原因があり、着床しにくいことがあります。子宮内膜症やポリープ、黄体ホルモンが十分に分泌されないなどが考えられますが、着床のメカニズムは神秘的ですべてが解明されているわけではありません。黄体ホルモンが分泌されない原因としては、運動不足やストレスによる自律神経の乱れなどが考えられます。