生理不順

ホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンには、「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類があります。エストロゲンは、丸みを帯びた女性らしい身体を作るためのホルモンです。受精卵が着床する子宮内膜を厚くする働きや、自律神経のバランスを整える働きなどをします。プロゲステロンは、エストロゲンの働きによって厚くなった子宮内膜を受精卵が着床しやすく整えたり、妊娠を持続させたりするほか、体内の水分を保つ働きをします。
 
この2つの女性ホルモンが協調して働くことで規則的な月経周期が成立します。これらのうち一方が過剰に分泌されたり、逆に少なすぎたりすると、ホルモンバランスが乱れて生理不順につながります

生理不順を改善する生活習慣

生活リズムを整える

日々の生活の中で生命を維持するために重要な心臓・肺、脳などには優先してエネルギーが使われます。エネルギーに余裕がなくなると、子宮や卵巣などの生殖機能には十分なエネルギーが回らず、機能低下につながります。そのため、生理を正常に保つためには、身体を健康な状態に維持しておく必要があります。日々の食事で栄養を十分に補給し、適度な運動を習慣化する、十分な睡眠をとるなど、生活リズムを整えましょう。

排卵を促す睡眠習慣

睡眠ホルモン「メラトニン」が最も分泌される23時~1時前に入眠することで、自然と体内時計のリズムが整い、規則的な排卵が促されるため、この時間帯はしっかり眠れるように、早めに就寝の準備をしましょう。