排卵から妊娠まで

排卵

女性は成長するとと卵胞刺激ホルモンが分泌されるようになり、卵巣内にある卵胞が成長していきます。卵胞が成長するにつれて卵胞からエストロゲンという女性ホルモンが分泌されます。

卵胞が18〜20mmほどになると、分泌されるエストロゲンの量はピークに達し、さらに黄体ホルモンも分泌されて卵胞から卵子が排出されます。これが「排卵」です。

排卵された卵子は卵管采(らんかんさい)と呼ばれる房状の部分でキャッチされて卵管へと移動し、子宮内部に向かいます。

受精

移動した卵子は、腟内に射精された精子と卵管の広がった部分(卵管膨大部)で出会います。ここで精子と卵子は合体し「受精」が起こります。

卵子を排出した卵胞は「黄体」となり、子宮内膜を厚く、柔らかくするプロゲステロンというホルモンを分泌します。卵子が受精しなかった場合、黄体はプロゲステロンの分泌を止めて「白体」となり、月経時に排出されます。

受精しなかった場合、卵子の生存期間は排卵後12〜24時間、卵管に達した精子の受精能保有時間は24時間以内と考えられています。

着床

受精卵は細胞分裂を行いながら子宮内部へと移動します。受精後3〜4日頃になると受精卵は成熟して胚盤胞となり、子宮内部に達します。子宮内部の子宮内膜はプロゲステロンの作用によって厚く、柔らかい海綿状態に保たれており、胚盤胞はその子宮内膜にもぐり込むように侵入していきます。

子宮内膜に入った胚盤胞は絨毛という根のような組織をつくり栄養摂取と定着を行って、受精後12〜13日頃に「着床」が完了します。

妊娠

着床した胚盤胞からは妊娠を維持するためにヒト絨毛性ゴナドトロピンという性腺刺激ホルモンが分泌されるため、尿中にこのホルモンが検出されるのが「妊娠」のサインとなります。

絨毛は後に胎盤となり、胎児への栄養供給を行います。受精卵が子宮内膜へ着床し、「胎芽」、「胎児」、胎児を発育させるために必要な胎盤や臍帯などの「胎児付属物」が子宮内に誕生した状態が「妊娠」です。