高齢出産の定義として、一般的に35歳以上で出産を経験される方を指すとされており、2016年に生まれた赤ちゃんのうち約30%が高齢出産によって生まれたという調査結果が出ています。
高齢出産を経験された方の年齢をさらに細かく分けると、30代後半(35~39歳)が最も多く、出生数の全体の約20%を占めています。
対して、40代以上の出産は出生数の全体の約5%と、30代後半に比べて低い数字となっています。
ただ、1990年代には40代での出産は出生数全体のうち約1%と、現在に比べてさらに低い数値だったことから、40代で出産を経験する方の割合は年々増加していることがわかります。
40代以上で出産をされる方の中には、初産である方もいらっしゃいます。また、体外受精などの不妊治療ではなく自然妊娠で赤ちゃんを授かり、帝王切開などをせず、自然出産で赤ちゃんを産む方も多くいらっしゃいます。
40代での出産はリスクが大きい、40代での妊娠・出産はほぼ不可能である、というようなイメージを持ってしまうかもしれませんが、実際には40代で妊娠・出産(初産)を経験されている方も少なくはない、年々増加というのが今の傾向です。