みなさん、冷え対策というと、表面をカイロで温めたり、靴下を重ね履きすることで対応しているかもしれませんが、表面だけ温めても冷えが解消できるのは一時的です。逆に、体表の温まった血液は外に熱を放出しようとするため、体の熱は奪われ、より冷えやすくなってしまうことになります。
冷えは、疾患などが原因で発生することもあります、大半は、普段の生活と比例します。普段から体を動かす習慣が少ないと、筋肉量が低下します。筋肉は体の熱を生み出す部分なので量が少ないと当然、体は冷えやすくなります。男性よりも女性の方が冷えやすい主な理由として、男性に比して女性の筋肉量が少ないことが考えられています。
また、体を動かす習慣が少ないと、手足の末梢の血管が開きにくくなる。血行が悪化→そ手足の末端が冷える、という悪循環が起こります。血管は、運動などの刺激を受けると、血流が血管内壁を刺激します。このとき、血管内に一酸化窒素を増加させ、それによって血管を広げ、筋肉の運動によって温められた血液をどんどん末梢へと流してくれるのです。