体外受精によって国内で2016年に5万4110人の子どもが生まれました。2015年に比べて3109人増え、過去最多を更新しました。厚生労働省の統計では16年の総出生数は97万6978人で、18人に1人が体外受精で生まれた計算になります。
2016年は過去最多の44万7790件の体外受精が行われ、妊娠後に5万4110人の赤ちゃんが生まれました。体外受精で生まれる赤ちゃんの割合は2000年には97人に1人でしたが、十数年間で急速に増えたことになります。1983年に東北大で国内初の体外受精による子が生まれてからの累計は約53万人となりました。
体外受精では、女性の体調に合わせて移植するために受精卵を凍結保存する場合が多い。がんなどの病気になった女性らが将来の妊娠のために未受精卵を凍結保存することもある。凍結した受精卵や未受精卵を使った体外受精で生まれたのは全体の約8割で4万4678人。